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アーティスト
作曲家/演奏家としてのテリー・ライリーは、1950年代後半にサンフランシスコ・ベイエリアで活動を開始して以来、60年以上にわたって活動しており、現在は日本を拠点に活動を続けています。 ラ・モンテ・ヤングとともに音楽におけるミニマリズムの創始者と言われています。1964年に発表された「IN C」は、それまでの主流であったモダニズムに代わるものを求めていた若い作曲家たちに影響を与え、音楽の反復的なスタイルを確立しました。「IN C」と「A Rainbow in Curved Air」のなどの初期の録音はジャズ、サイケデリック、ロック、クラシックのファンの間で人気を博し、ジャンルの垣根を打ち破る作品となっています。 クラシック・アンサンブル、ソロ・ギター、ギター・デュオ、ソロ・ピアノ、連弾、ピアノ四重奏、ヴァイオリンとパーカッション、弦楽三重奏、弦楽四重奏、チェロ八重奏、サックス四重奏、弦楽四重奏とシンセサイザー、サックス四重奏とシンセサイザー、アカペラ混声合唱、アコーディオンとハープの児童合唱、トイピアノの児童合唱団、金管楽器とパーカッション、管弦六重奏など、さまざまな形式で作曲しています。 また、オーケストラのための作品、バイオリン協奏曲、エレクトリック・バイオリン協奏曲、バイオリンと2本のギターとハープのための協奏曲、エレクトロ・アコースティック・アンサンブルのためのピアノ協奏曲、オルガン協奏曲などを作曲している。さらには、クロノス・クァルテットのために24曲以上の作品を書き、その中にはクリーヴランド管弦楽団との共演で間もなくリリースされる弦楽四重奏のための協奏曲もあります。加えて、4本の映画音楽も担当してきました。 ジャズでは、ドン・チェリー、チェット・ベイカー、ジョン・ゾーン、ロックでは、ジョン・ケイル、デヴィッド・アレン、エレクトロニック・デュオのマトモスなどの著名なミュージシャンと共演しています。 西洋クラシックの世界では、レナード・スラットキン、ジョン・アダムス、キャメロン・カーペンター、ジャンカルロ・ゲレロ、トレイシー・シルバーマン、クリスタ・フィニーなどと共演しています。 また、息子であるギタリスト/作曲家のギャン・ライリーとは、何十回ものコンサートを行っています。最近では、フランソワ・ジラールの映画『オシュラガ』の音楽を2人で担当しました。 最も注目すべきは、1960年にカリフォルニア大学バークレー校で初めて出会ったラ・モンテ・ヤングとの生涯にわたる関係です。テリーは、60年代半ばにニューヨークでラ・モンテが率いたシアター・オブ・エターナル・ミュージックのメンバーの1人です。時を同じく、二人はインドの伝説的なボーカリスト、パンディット・プラン・ナスの弟子にもなっています。 彼は、ニューヨークのカーネギーホール、ザ・タウンホール、リンカーン・センター、ロンドンのクイーン・エリザベス・ホール、ムンバイのナショナルセンター、アムステルダムのコンセルトヘボウ、パリのサル・プレイエルなど、世界の有数のコンサートホールで演奏を行なっています。
Wakarimasen
DOMMUNE Presents「LANDSCAPE MUZAK」PROJECT SADO♯1
TERRY RILEY
今年の芸術祭の開催あたって、私の佐渡への想いを表すモニュメントの制作を依頼され、大変光栄に思っています。 考えたのは、何世代にもわたり残るもの、 そして現代の技術の制約を受けずに存続するものを作ることでした。 私が最初に覚えた日本語のひとつが「わかりません」でした。すぐにこの言葉を使い、メロディーを作りました。 大地から2本の腕が出ているモニュメントを作るアイデアを思いつきました。その両手にチャイムをぶら下げ、このメロディに合わせてチューニングすることを思いつきました。 これで、私が日本で作った音楽を表現するための、永続的なモニュメントとなります。 モニュメントの高さは3メートルで、2メートルの腕は1メートルの台座の上に乗っています。 このモニュメントを訪れた人は、モニュメントの近くに用意されている木製のバチでチャイムを叩き、メロディーを奏でることができます。 旋律の順序は、左腕の親指からはじまり、右腕の親指側で終わります。ですが、どのように叩くかは鑑賞者の自由です。チャイムの素材は、ステンレススチールか、それと同じような響きがする金属を想定しています。
会場情報
- 名称
- 北沢展望台(佐渡奉行所駐車場前広場)
- エリア
- 相川エリア
- 所在地
- 佐渡市相川坂下町